CFDとは「世界中のあらゆる相場を自由に取引出来る」金融投資
2008年後半頃から、FXに代わる新しい金融投資として注目されはじめているのが「CFD」です。これまでFXトレーダーとして収益を得てきた方のなかからも、トレードの幅を広げるためにCFDをはじめた方も増えていて、CFDの投資活動の状況をご自身のブログなどで公開されているトレーダー・ブロガーも出てきています。
CFDとは、「Contract for difference」の略で、直訳すると「差金決済」という意味になります。「差金決済」というだけでは何の意味かよく分からないと思いますが、CFDを簡単に表現すると、「投資対象が多種多岐に亘るFX」と考えていただければ間違いないでしょう。
つまりFX(外国為替証拠金取引)は投資対象が外貨・外国為替であったのが、CFDでは、FXとほぼ同じ感覚で、世界中の個別株や株式指数、穀物や原油など様々なコモディティ(商品)や債権までを投資対象をすることが出来るということです。
CFDはFXと同じように、売りからでも買いからでも入ることが出来ますので、それぞれの投資対象の相場の上下から生じる差額を、レバレッジを掛けて決済することが出来ます。
たとえば、個別株を投資する場合も株現物を全額購入するわけではなく、株の信用取引と同じように一定の証拠金を口座に積んでおくことで、CFD取引業者が残りを立て替えてくれます。そして、仮に相場が上がったとして、トレーダーがその時点で決済(売る)すれば、その相場間の差額が収益となるわけです。CFDとは、このような差金決済という仕組を持っているため、一般的な株式投資と違い同じ投資対象を購入する場合も、拘束される資金が少なくてすみます。
この点は同じレバレッジ投資・証拠金投資であるFXと同じですね。
CFDなら、やり方によっては個人レベルでも機関投資家と同じようなトレード活動を行うことが出来ます。特にFXで投資の面白さを実感されている方にとっては、CFDを可能性と魅力に溢れた金融投資だと捉えることが出来るのではないでしょうか。
CFDで欠かせないリスクヘッジ
CFDをはじめるにあたって注意してきただきたいことは、「リスクヘッジ」についてしっかり理解し、準備をするということです。
FXがここ数年で多くの方に受け入れられたことで、証拠金取引についての偏見はあまり聞かれなくなってきているようです。でも、証拠金取引/信用取引は、一歩間違えれば大きな損失を被ることから、一般的に十分注意して取り組むべき投資であることに変りはありません。
証拠金取引とは、今の言葉で言えば「レバレッジ取引」となりますが、10倍のレバレッジ取引なら、損をした場合は元金の10倍近く損をする可能性があるということを頭に入れておかなければなりません。
しかし全く損失がない、全勝出来る投資はありません。負けをゼロにすることは出来ませんが、負けた時の損失を最小限に食い止めることは可能です。それが「リスクヘッジ」です。
CFDのリスクヘッジで一番大事なことは、相場が予想に反して動いた場合はとにかく早めに損切りを行うことです。これはFXでも同じことですしが、外貨と違って投資対象の値動きが大きいCFDでは、このことが特に重要になります。
損切りがなかなか出来ないという方の場合、たとえ予想に反して相場が動いたとしても、もしかしたら戻って来るのではないかと考えがちですが、最初の想定と違った動きを相場が示している場合は、まず戻って来るものではありません。
自動的に、または予め損切りを行える注文方法が「逆指値注文」というものであることをご存じの方は多いと思います。前もって、この値段にまで下がった場合(または上がった場合)に自動的に決済するというのが逆指値注文ですが、CFDの場合、逆指値は買値の2%ぐらい下に設定しておくと良いと言われています。
もちろん、レバレッジによって逆指値を設定するレベルは変わっていきますが、CFDにおいても逆指値を入れておくことは必須でしょう。また、相場の動きが激しい場合は逆指値を入れてもスリッページをする可能性が大きくなりますので、実際に決済する値段がずれ込むことも想定して、リスクヘッジしておく必要があるのです。
「CFD」口座開設での注意点
CFDをはじめるにあたって、どこの業者で口座を開設すれば良いか、色々と迷うところだと思います。
その中でも、元々FXをやっていた方の場合は、ひとつの口座でFXもCFDも取引出来れば非常に便利ではないでしょうか。
少なくてもはじめのうちは、CFDをはじめるといってもFXにかける時間がほとんどで、CFDトレードは状況を見ながら少しずつトレード数を増やしていくというスタンスを取る方が多いと思います。
また株式投資からCFDに入られた方の場合も、証拠金取引がはじめてだという方の場合、FXの経験を積みながら個別株や株式指数を扱う方が安全だと言えるでしょう。
それにFXはCFDという大きなくくりのなかにあるものだとも言えますので、やはりひとつの口座で管理出来ると何かと便利です。
すでに動かしがたいFXのメイン口座があって、特にCFDとFXをひとつの口座で管理出来なくても良いという方も多いと思いますが、出来ればCFDとFX口座を一本化したという方なら「FXオンラインジャパン」がおすすめです。
また「内藤証券」も、CFD、FX、証券、それぞれの口座間の資金移動が即行えるので、口座資金が不足しそうなイザという時には便利だと思います。
また、CFD口座を開設すると、FX口座しか持っていないと見ることが出来ない株価指数やチャートなどをリアルタイムで見ることが出来るようになります。これも、FXもやりながらCFD口座を開設する大きなメリットだと言えるでしょう。
為替の変動が影響を受けやすいものは、その時々で違ってきますが、いまなら株式市場がそうでしょうし、原油や金といったコモディティの相場が大きく絡んでくることもあります。つまりCFDの口座開設は、FXトレードのためにも意味のあることだと言えるのです。
しかし、CFDの口座開設をしても、実際にCFD取引をしていない場合は、こうしたリアルタイムな株価指数やチャートの閲覧も有料となってしまう会社もありますか。またいっぽう、CFD業者によっては、口座開設をすれば、どのような場合も無料で指数やチャートが閲覧出来る会社もあります。
たとえば「インヴァスト証券」がそういったCFD業者のひとつです。
CFD口座を開設しても、いきなりCFDをメインに取引するわけではないという方は、そうした点も注意して口座開設先を検討すると良いのではないでしょうか。
また、FXの場合でもそうですが、信託保全が100%保全かどうかも、CFD業者選びや口座開設の際に忘れてはいけないところです。かならす確認するようにしてください。